銀色夏生の視点
![]() | ⇒『銀色夏生の視点』 銀色夏生 幻冬舎 |
今月はもう新しい本を買うのは控えよう、と思っていたくせに、今日本屋さんへ行ったら銀色夏生の新しい本が出ていたので、パッと買ってしまった。今月は本にお金を使いすぎ。
でも、いいのだ!この本は、手に取った瞬間、買って後悔はないだろう、って思ったんだもん。だって、いままでにないタイプの本だったんだもの、対談とかインタビューとか新し試みをいろいろされているようだったし、本人の写真もたくさん載っていて。
その分と言ってはナンだけど、夕飯の買い物はしないで、家にあったうどんで、夕飯は素うどん。
そして、素うどんをすすりながら、さっそく全部読んでしまった。
もったいないからゆっくり読めばいいのにダメ。眼が勝手に進んでしまうのを止められない〜!
私は、銀色夏生のすべてをものすごく好きだというわけではない。
中学のとき、角川からでていた写真詩集がクラスで流行って、「かわいいよねー」「せつないよねー」といいながら、まわりの子たちが読んでいたとき、私も貸してもらったのだけど、フーンって感じであんまり印象に残らなかった。ただ、写真がステキだなとは思ったけれど。
それから何年か経って、何がきっかけかもう忘れたけれど、たぶんなにか感じるところがあったのでしょう、立て続けに何冊か写真詩集を買って、「この雰囲気好きだわー」などと浸りだした。
それと前後して、そのころ、たしか2冊くらいしか出ていなかった「つれづれノート」を読むようになって、それからは毎年つれづれが出るたびに買ってた。
・つれづれノート⇒買う
・写真詩集⇒気に入れば買う
・写真なしの詩集、イラストつきの詩集、イラスト集、小説⇒気が向けば買うけど、基本的には買わない。気になれば、立ち読みか図書館
というスタンスでずっと見て来た。
振り返って思うに、私はこの人の、空や花や、ちょっとした風景の写真と、つれづれノートの中にときどき出てくるハッとする意見や姿勢が、とにかく好きみたい。つれづれの中に挿しこまれているイラストはとても好きだけれど、イラストだけの本を買うほどにはイラストは好きではないみたい。
あ、あと、BalanceというCDがとても好きだった。
もう10年以上読んでいるので、物事に関する考え方など、ずいぶん影響を受けているんじゃないかと思う。その一方で、近年のおしゃべり本の安易さには、あまりいい印象を持っていないし、HARCOとのメール交換本の中にはがっかりさせられた部分もあったりで、「なんだかちょっとなぁ」と思うことも多くなっていた。
とはいえ、最近の「銀色ナイフ」と「テレビの中で光るもの」がわりと好印象で心に残っていて、やっぱりまだまだ、この人の出すものはウォッチしつづけようと思っていたので、パッと手にとってみた次第。
数年前には、「ファンレターはもう読まない」と宣言したり、とにかく内へとこもりたい感じだった銀色さんが、サイン会をやったり、ファンの人と対談をしたりしていてちょっとびっくり。この数年、とくに1〜2年でずいぶん変化が起こったみたい。これからどんなことをするんだろう? どうなっていくのかな。
たぶん、また「なんだかなぁ」って思っちゃうような本が出てきたりもするんだろうけれど、ハッとさせられたり、わかるわかる、とニヤリとさせらりたりする言葉もあるんだろうな。
なので、あんまり期待しすぎず、でもそこそこ楽しみにしながら、これからも銀色夏生の本はみていくつもり。
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