日曜日にリンス
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最近、以前にも増して自分の顔が嫌い。鏡を見たくない。
あんまりにもヤで、髪型を変えれば少しはマシになるかもしれないなんて幻想を抱き、日曜日に美容室に行った。
美容師さんには「この前から1ヶ月も経っていないからそんなに伸びてないし、まだまだ揃っていますよ」と言われてしまった。でもとにかく雰囲気を変えたくて、前髪を長めに伸ばして斜めに流す感じでおでこを出していたのをやめて、まゆ毛のあたりで切っておろすことにした。ただでさえ短い後ろや両脇も、少し整える程度に切ってもらった。
そうしてできあがった私の髪は、なんだかやたらと短くて、そう、まるで「せんせい」を歌ってたころの森昌子みたいな感じで、泣きたくなった。もちろんその頃の森昌子をリアルタイムで記憶しているわけじゃないので、単なるイメージなんだけど。なんだかモンチッチみたい。
冷静に考えてみれば、長さをそう短くしたかったわけではなく、もっと言うなら、私が変えてほしかったのは髪型じゃなくて顔だったんだ。でも当然美容院に行ったって嫌いな顔は変わらないわけでー。
こんな森昌子になるくらいなら、肩より長かった数ヶ月前のまま伸ばしていればよかった。去年はさらに長くてブラジャーの背中のホックが隠れるくらいまであったのに!ああ、もっと品のよい例えで説明すればいいのに!こんな直接的な表現しか浮かばん。
とにかくもう顔も髪もいやになり、どうにもならない今日この頃。
昨日の帰り道、なんとなくウツウツとした気持ちで立ち寄った本屋でチビ猫を見つけた。
チビ猫!!
どうしたの、今ごろこんなところで。
よく見たら「大島弓子が選んだ大島弓子選集2 綿の国星 上 (MFコミックス)」とかいう本。最近出たみたい。
「綿の国星」を読みながら眠れば、しょうもない髪型のことも、ぶっさいくな自分の顔のことも忘れられるかもしれないと思い買って帰る。本や漫画を慰み物にして、毎夜現実逃避を繰り返す日々ー。
探せば白泉社文庫版の「綿の国星」が家のどこかにあるはずなんだけどなぁ。
大島弓子の「綿の国星」は名作中の名作だと思う。
夜になると強い風になり
疑問やらがっかりやら
ものすごい期待やらで
一晩中 目がさえた
闇はむらさき色になり
月は満月に近づき
遠くで風が 高い波長で カモーン とよんだ
―「綿の国星」第一話より―
ここの箇所は、何度読んでもぞくっとしてしまう。
- [2008/12/02 08:00]
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